呉服屋さんしかなかなか分からない物の名前ってありますね。
卒業式に持つ巾着を、昔お母様のお問い合わせで「はばぎって何ですか?」って持ち物のところに書いてあった巾着が分からなかったり・・・・。
ウールの着物の長襦袢は昔はモスでしたので、モスの注文が入り問屋さんに電話をして「モスの襦袢ありますか?」と尋ねたら「モスって何ですか?」と問屋さんでも若い人は知らないのです。
今日は「鹿の子」です。
色々な色がありますが、お子様の髪につけるものです。
こんな風に飾って使います。
可愛らしいお子様の髪飾りとしてボリュームを出すために(お子様は髪の毛が少ないので)付け足すのでしょうね。
呉服屋ならではの言葉はいろいろありますが、メートルで長さを表現しません。
尺ですので、袖丈がいくつ、裄がいくつ・・・・とメートルで言われるより尺の方が分かりやすいのです。
昔ながらのこんな呉服屋ならではの言葉は、まだまだたくさんありますよ。
「ねこ」「せぶせ」「おくみ」「みやつ口」「ちんころ」「くりこし」・・・・・・。
面白いですね。
今日は呉服屋さんならではの珍しい「言葉」を集めてみました。